梅シロップの作り方
春になると仕込みたくなってくる梅シロップ。
だいたい5月くらいになるとスーパーに梅が並び始めますよね。梅酒を仕込む方もいらっしゃれば、梅干しの準備を始める方もいらっしゃるでしょう。
私も以前は梅酒をつけるのにハマっていたのですが、この頃は家族みんなで楽しめる梅シロップの方をよく作ります。
梅はクエン酸が豊富なので、梅シロップは疲労回復にも効果があります。(※1)
夏の暑さを乗り切るためのドリンクとしてピッタリですし、仕込みは子供と一緒にできるくらい簡単ですよ。
梅シロップの材料と作り方
- 材料
- 梅(青い物) 1㎏
- 氷砂糖 1kg
- 作り方(概要)
- 保存瓶を熱湯消毒し、乾かしておきます。
- 梅が傷つかないように丁寧に洗い、一つずつ水気をふき取る
- 梅のへたを取る
- 保存瓶に、氷砂糖と梅を交互に入れ、保存瓶のふたを閉める
- 冷暗所に保存
- 最初のうちは1日に1回以上瓶をゆすり瓶の中身を混ぜる
- 約3週間~1か月程度で出来上がり。半年間は保存可能
今回はおいしっくすのキットを使用しました。
保存瓶もセットになっているので(保存瓶なしのセットもあります)、届けばすぐに準備を始められて便利です。
時期が来れば、予約募集の告知が始まります。年中購入できるキットではありませんのでご注意ください。
では作り方の詳細ご紹介していきましょう。
まず保存瓶の熱湯消毒からです。
保存瓶の中と外、パッキン部分など、細かい部分にもしっかり熱湯をかけて消毒しておきましょう。
小さい容器であれば、熱湯で煮てもかまいません。
熱湯消毒や煮沸消毒に耐えられる素材のものか必ず確認しておきましょう。
消毒後はキッチンぺーパーなどを広げた上に逆さに置いて、乾くまで放置します。(余熱ですぐに乾きます)
消毒した部分に素手で触れないように気を付けましょう。
保存容器が乾くまでの間、梅の下準備です。
梅は青くて傷のついていないキレイなものを選びましょう。
漬ける時間を短くしたり、サワードリンク向きかもしれません。
梅は傷がついてしまうと傷んでしまって、漬けている間にカビが生える原因になってしまいます。傷がつかないように気を付けながら、そっと丁寧に水洗いをしましょう。
洗ったらザルにあげて、一つずつ丁寧に水気をふき取っていきます。
水分が残っていると、これまた傷みの原因になってしまうので、特に水気の残りやすいへたの部分に気を付けてふき取っていきましょう。
水分が拭き取れたら、次はへたを取り除いていきます。
つまようじや竹串で、ちょっとひっかけるようにすれば簡単に取れます。
地道な作業ですが、やっているうちに楽しくなってきますよ。
梅がキレイになったら、保存瓶に入れていきます。
目分量でいいのですが、氷砂糖と梅を交互になるように入れていきます。
梅は氷砂糖と触れている部分から水分が出てくるので、梅の多くの面が氷砂糖と触れるように交互に入れていくと漬かりが早くなり、傷みも起こりにくくなるのです。
詰め終わったら、1日でできる作業はここまでです。
あとは保存瓶を冷暗所に保存して、こまめに様子を見るようにしてください。
翌日にはすでにほんの少し水分ができてきていますね。
最初のうちは水分が少ないので、1日に1回以上は上下を逆さまにしたりして、梅がシロップで濡れるようにしてあげてください。
3週間~1か月ほどして、梅がシワシワになって水分ができっていれば完成です!
梅の実を取り出して、シロップだけを保存しましょう。
シロップはソーダや水割りにしていただくとおいしいですよ。
梅シロップの作り方 注意事項
梅シロップを漬けているうちに、白い泡が立つことがあります。
泡が立っているときはもしかしたら少しアルコール発酵している可能性があるので、最後の仕上げの時に、シロップを鍋に移し加熱してから保存するようにしてください。泡が多いようでしたら取り除いてOKです。
出来上がったシロップを、漬けていた保存容器から移す場合も、必ず熱湯消毒を行った容器に移し替えるようにしてください。移し替えに使用するもの(ロート、菜箸、トング等)も同様に消毒したものを使ってくださいね。
※1 ウメ(梅/うめ)に含まれる栄養価と効能|旬の果物百科